現在ある白内障の目薬は、進行を遅らせることはできても進行を完全に止めるものではなく、もちろん一度進んでしまった白内障を治す効果もありません。
したがって白内障を根本的に治すには、手術治療しかありません。
白内障は、長い年月をかけてゆっくりと進行するもので、一般的には白内障の診断を受けたからと言って、すぐに手術を受けなければならないというわけではありません。
ただし、あまり進行してしまうと、痛みがなく、短時間で済み、日帰り手術が可能な手術が出来なくなる場合があります。
また、白内障が進行すると水晶体の厚みが増し、そのせいで急性緑内障発作を起こしたり、その危険性が高くなる可能性があります。
恐怖心はあると思いますが、むやみに手術を先延ばしたりせずに、適切な時期に手術を受けることをおすすめいたします。当院では、白内障日帰り手術を行っています。
お気軽にご相談下さい。
手術前検査
手術を行う前に次のような検査をします。
- 眼底検査(網膜の状態を調べる)
- 細隙灯顕微鏡検査(水晶体に濁りの状態を調べる)
- 角膜内皮細胞検査(角膜の内皮細胞が減っていないか調べる)
- 眼軸長検査(眼内レンズの度数を決める)
- 問診、血圧検査
手術
- 黒目(角膜)と白目(強膜)の境目あたりに幅3mm弱の創を作成します。約5ミクロンほどの水晶体の皮を円形にくりぬきます
- 超音波装置を用いて、水晶体を砕き、吸引します
- 人工水晶体(眼内レンズ)を挿入します。
- もともとの水晶体の袋の中に、眼内レンズをおさめて手術を終了します。
手術後
手術後から2週間下記の症状が表れますが、数日から1~2週間ほどで治ります。
- 目が充血する
- 目がゴロゴロする
- 涙がでる
- 目がかすむ
手術後の注意点
- 入浴や洗顔は1週間ぐらい避ける
- 目を押したり、こすったりしない
- 転んだり、ぶつけないよう注意する
てらお眼科
- 千葉県習志野市東習志野2-7-8
- 047-472-4122
- 京成本線実籾(みもみ)駅徒歩6分
市立習志野高校近く 駐車場完備 - » Googleマップでみる